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271210(案) 詐欺師の手口

271210(案) 詐欺師の手口
「どの様にして、立証過程を飛ばしてしまうか」と言う事が、詐欺師のテクニック。
*事前崩しとして、権威を利用する方法がある。(例えば、裁判官)


▼誘導尋問とは、
前提条件にすぎない内容を、既成事実であると相手に思い込ませる手口である。

主張は、立証して、初めて事実となる。つまり、立証なしで事実と思いこませる手口である。

▼決めつけ論法(立証飛ばし論法)
主張=>立証=>事実認定
主張を既成事実にすり替える論法

▼IRACで、立証過程を数式表現するとどうなるか?
Issue
Rule
Applicasiton  立証過程=R(I)
Conclusion   

These rules do not apply for any situation.
misapply a rule

f=R(I) fの値を評価するのが結論


************詳細は以下のブログを読んでください***

3流OTの生存術@林忠範のプロフィール|Ameba (アメーバ) http://profile.ameba.jp/rintyuuhan/

*************
谷原誠弁護士著の『するどい「質問力」!』の中に、巧みな誘導尋問のやり方というタイトルがあります。

この誘導尋問って、実は裁判では禁じられている質問法だそうです。
http://ameblo.jp/rintyuuhan/entry-10845327584.html

例えば、
『あなたはコンビニでは何をしましたか?』と聞くのに、
『あなたはコンビニで買った雑誌をどこに捨てたのですか?』というように、コンビニに行ったことを前提にするのです。

このような質問は、記憶と異なる前提を滑り込ませるため、記憶とは異なる証言を引き出しやすく、裁判では禁止されています。

例えば
あなたがデパートにスーツを買いに行って、ある店員さんに…、

『どのスーツになさいますか?』
と聞くのではなく、

『ちなみに、お支払い方法はどうなさいますか?カードですか?それとも現金ですか?現金の場合には、5%オフになりますが。』

…と顧客の思考を「カードで払うか?現金で払うか?」に持っていくのですね。

これが誘導尋問。

巧みな誘導尋問を有効に活用するとともに、逆に、警戒も怠らないことにもなる強力なテクニックですね。


この記事を書いていると、ダブルバインドと同じテクニックではないかと気付きました。

→ダブルバインド


誘導尋問は、○○という前提で、具体的な選択肢を提示します。

例)

『歩きませんか?』という質問を省略。


<歩くという前提で>

『外で歩きますか?中で歩きますか?』

<利用者の思考は「歩くかどうか」ではなく「外か?中か?」に>

誘導尋問も次のようなダブルバインドの2点のポイントを活用していることが分かりますね。

①Aすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提に立つ。

②その上で、Aの具体的な仕方についていくつか選択肢を提示する。

もし、異性の人に、

『駅の近くに、めっちゃ美味しいイタリアンとフレンチがあるんだって!今度の土曜日あたりどう?』

…と声掛けられたら、これは間違いなく巧みな誘導尋問&ダブルバインドを使っていますね笑!

************
ダブルバインド
歩行練習が嫌だ!と言われたら、どうする?②|崖っぷちの3流の作業療法士
http://ameblo.jp/rintyuuhan/entry-10811934169.html


歩行の練習を嫌がる利用者Cさんに、

”ダブルバインド”という言語的トリックを用いてみました。

私『あの廊下で歩く練習しますか?それとも、外で歩きますか?』

Cさん『ちょっと疲れてるから…。』

私『じゃあ、そろそろオヤツの時間ですから食堂まで軽く歩きましょうか?』

Cさん『オヤツの時間?そうだね、食堂までなら歩くよ。』

『歩く練習しよう。』という言葉に対して、『No!』と言えます。

でも、『廊下で歩くか?外で歩くか?』という言葉に対して、『No!』と答えるのは文法上、不可能です。

つまり、『どちらがいいか?』と質問されているのに、『No!』では答えになっていません。

『No!』と答えられない言葉の使い方を使うことで、相手の頭の中に『No!』の旗が立たなく、ちょっとゆるい態度になってくるわけですね。

石井裕之先生いわく、ダブルバインドのポイントとして、次の2点があります。

①Aすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提に立つ。

②その上で、Aの具体的な仕方についていくつか選択肢を提示する。

歩行練習の例で言えば、

①『歩行練習を行うこと』を前提として決まっているスタンスを取る。

②『どこで歩くか?』という具体的な場所に焦点を持ってこさせる。


『屋内歩行か、それとも、屋外歩行か?』という疑問を投げかければ、『歩行練習すること』自体に対する『No!』を考えさせずに済むわけですね。


ダブルバインドとは? 〔二重拘束の意〕 同時に相矛盾する二つの次元のメッセージを受け取った者が,その矛盾を指摘することができず,しかも応答しなければならないような状態。

ダブルバインドの連鎖から抜け出す - Don't Look Back In Anger http://dukicco.hatenadiary.com/entry/2015/06/14/134323

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